先日、友人とお茶をしていた時のこと。

 

なかなかブラックな職場で仕事をしている友人たちに質問をしました。

 

どうして、そこを辞めないのか?

 

1人は言いました。

 

「高校生の時、バイトしていたところで経験したことが免疫になってるからかな〜」

 

 

詳しく聞いてみると、当時、まったく仕事ができない人が上司で、有能な部下たちがフォローしまくっていたそうです。

学生ながらに「下の人たちはこうやって出来ない上司の尻ぬぐいをするものなんだ」と感じたそうです。

 

その後、どこで働こうと、それと同じ構図が繰り広げられていたそうです。

 

だから、今の職場は桁違いのブラック具合であっても、その本質は変わっていないから「そういうものだ」と感じるそうです。

 

逆に、小さな子供がるぶん、融通が利くという部分や、家から近いという条件は他にないから「許容範囲」なのだそう。

 

もう1人にも聞いてみました。

 

その方は、50代後半でお子様も就職し、手が離れています。

 

曰く

 

「この年齢で雇ってくれるところ、他にないでしょ?」

 

とのこと。

 

また、家から近いことや、家族に何かがあった時に融通を利かせてもらえることがメリットだそうです。

 

そして「前の所も、上司が本当に嫌な人でね〜(-_-;) 5年が限度やったわ。。。」とのこと。

 

いや、5年も!!

なんて辛抱強いんでしょう。

 

「どこにいっても、上の人ってそんなモンでしょ?」

 

みんな上司に恵まれずに苦労したということです。

 

そして、それを差し引いても「家から近い」とか「融通がきく」という点が辞めない理由なんですね。

 

ただ、話を聞いていて思ったのは

 

どちらも恵まれない環境に耐性があったということです。

 

あまり良いことではありませんが、その苦労や経験が「それを差し引いて、メリットはあるか?」という意識に繋がるようです。

 

整った環境でストレスなく仕事をすることは理想的です。

 

でも、現実はままならないことが多いのも世の常。

 

そんな時、培ってきた耐性や経験が人をタフにするのかもしれません。

 

たくましい二人が明るく元気に「あはは!!」と笑いながら職場の話をしているのを聞いて、そんな風に思いました。


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